「カナダに留学して、英語が話せるようになりたい!」
「トロントでワーキングホリデーをして、沢山海外の友達を作りたい!」
この記事をご覧になっている方は、こんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
留学は日本とは違った文化に触れたり、異国の友達ができたりなど、素敵な経験ができる機会に溢れています。
しかし一方で、いざ現地で生活をスタートしたところ、「想像していたのと違う!」と感じる留学生も沢山います。
私もそのうちの1人です(笑)
留学は皆さんの大切な時間とお金を必要とします。
現地に着いてから後悔しないように、カナダ留学の現実についてもしっかりと把握しておくことが大切です。
そこで今回は、『カナダ・トロント留学の理想と現実のギャップ』について、現役留学生の私も感じたリアルな体験談を皆さんに共有します。
トロント留学の『理想』と『現実』のギャップに苦しむ留学生は多い
トロントで生活をスタートして、思い描いていた『理想』と『現実』のギャップに苦しむ留学生は非常に多いです。
SNSで海外生活をしている日本人を見たり、英語をスラスラ話している人を見て、「自分もこんな風になりたい!」と憧れることも多いでしょう。
もちろん海外の留学は楽しいことも沢山ありますが、それと同時に、大変なことや苦労することも多々あります。
SNSでキラキラした生活をしている人も、影で沢山の努力や苦労をしていますしね。
また一部の留学エージェントは、留学の良い面だけを押し出し、リアルな『現実』の部分をしっかり伝えないといったこともあるようです。
多くの場合、留学エージェントを利用して海外へ渡航する方がほとんどかと思います。
これから留学やワーホリを検討している方は、エージェント選びの際に『現実の部分をしっかり伝えてくれるか』『留学の目的や目標をしっかり明確にしてくれるか』といった点も重視しましょう。
トロント留学で感じたギャップ6選
ここからは、実際にカナダ・トロントで生活している現役留学生の私が感じたギャップを6つご紹介します。
マイナスに感じてしまう面もありますので、読まれる際はご注意ください!
ホームステイでの生活
ホームステイ先での生活はトロントに限らず、多くの留学生がギャップを感じやすいことの1つです。
ホームステイは元来、現地に住む方が留学生に食事などの生活基盤を一時的に貸し出す、立派なビジネスの1つです。
もちろん、ホームステイを提供している家庭は異国から来た留学生に慣れていますし、優しい方が多いですが、
中にはビジネスと割り切って留学生と接するホストファミリーもいるため、全てのファミリーが良い方とは限りません。
私の場合、提供される食事の量が少なくトラブルになりました。改善を訴えても大きく変わらず、結局足りない分は自分で買い足すことに…
他にも、『ルールが厳しすぎる』や『こちらの生活に過干渉してくる』などのトラブルもあるようです。
現地への到着後すぐはホームステイを検討している方は、事前の下調べを怠らないようにしましょう。
物価の高さ
カナダ・トロントの全体的な物価は日本の約2〜3倍と非常に高く、私もギャップを感じたことの1つです。
食材や日用品の購入は工夫することで費用を安く抑えることができますが、特に価格の高さが顕著なのは外食です。
ディナーの場合およそ価格は1人あたり$30〜$50ほどで、さらにチップの支払いが上乗せされます。
初めてトロントのレストランに行った時、価格の高さに驚きました。
現地に到着したばかりの頃は、日本との価格差を特に感じましたね。
留学の予算をあまりにギリギリに見積もってしまうと、生活がかなり苦しくなってしまうかも知れません。
トロントへ渡航を検討している方は、余裕を持った予算組みをオススメします。
私のリアルなトロントでの生活費も、よろしければ参考にしてみてください。
日本食・日本食レストランの多さ
これはある種、嬉しいギャップかも知れませんが、トロントで日本食を取り扱っているスーパーやレストランは意外と多いです。
価格は全体的に少し割高になってしまいますが、アジア系スーパーで大体の日本食材は販売されています。
日本食レストランも多数あるため、「日本食が恋しくて辛い!」なんてことはありませんのでご安心ください。
ラーメンや寿司レストランはもちろん、焼き鳥屋などもあります。
綺麗な英語?
SNSなどを見ているとよく『カナダでは綺麗な英語を学べる』と言われていますが、全ての人が綺麗な英語を話す訳ではありません。
カナダには世界中から人が集まります。トロントはその多種多様な人種・文化から別名『モザイクシティ』とも呼ばれているほどです。
それぞれの出身地から来る英語の『アクセント』があるため、少しクセのある英語を話す方も多いです。
僕たち日本人の英語もいわゆる『ジャパニーズアクセント』がありますよね。
特に、現地に来たばかりの頃はカナダ人のコミュニティを見つけることが難しいこともあるので、ギャップに感じる人も多いでしょう。
ですが、アクセントはその人の個性や魅力を表す要素の一つです。
英語は世界中で話されていますし、ご自身の英語スキルをさらに伸ばすチャンスでもあるので、カナダは絶好の環境と言えるでしょう。
『カナダに住む=英語が伸びる』ではない
これはカナダに限らず全ての留学生に言えることですが、現地に住むだけで英語が伸びる訳ではありません。
留学の1番のメリットは、実際に英語を使ってネイティブとコミュニケーションをとる、つまり『アウトプットの機会を多く持てること』にあります。
このメリットを上手く活用できないと、仮に現地に1年住んだとしても英語は上達できません。
現地でも英語の勉強を続けて、失敗と反省を繰り返すことで初めて話せるようになります。
私も地道に勉強する毎日です…
トロントは移民が多い都市でもあるため、現地の方も英語を話せない人に慣れています。
積極的に英語を使って話しかけていきましょう!
アルバイトを見つける難しさ
ワーキングホリデーや学生の方など、トロントでアルバイトをする方がほとんどかと思いますが、カナダでアルバイト先を見つけるのはかなり大変です。
当然ですが、接客やスタッフ同士のコミュニケーション、研修等は全て英語で行われます。
現地に長く住むカナダ人や学生もアルバイト先を探しているため、英語が話せないことはかなり不利です。
アルバイト先のオーナー目線で考えると、英語を話せる人を採用するのが自然でしょう。
さらに、カナダではこれまでの経験や職歴が重視される傾向にあるため、未経験で雇ってくれるお店は少ないのが現実です。
トロントでの仕事探しに苦労している方は非常に多いので、少しでも英語を使って話すことに慣れておくことを強くオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はカナダ・トロント留学の理想と現実のギャップについて、リアルな意見をご紹介していきました。
実際にトロントで生活をスタートして、思い描いていた理想との違いに苦しむ留学生は多く、それが原因で予定よりも早く帰国する方もいます。
ギャップをなくすためには、事前に現地の情報についてしっかりと把握しておくことが重要です。
留学をサポートしてくれるエージェント選びも大切になってきますので、カナダへの留学を検討している方は十分に比較・検討した上で依頼するようにしましょう。
他にもトロントのリアルな情報を発信していますので、気になる方はぜひ他の記事もご覧ください!