留学やワーキングホリデーに向けて必要な準備の1つが、『日本で契約しているスマホプランの見直し』です。
「海外で契約したら日本の電話番号は消えるの?」
「留学中も日本の電話番号を残したいけどどうすればいいの?」など、気になる方も多いでしょう。
留学中の日本のスマホプランは十分に検討した上で決めなければ、大きく損をしてしまうかもしれません。
今回は『海外へ留学中に日本の携帯電話番号をどのように保管・維持するのか?』について、徹底的に解説していきたいと思います!
番号保管にオススメのプランも紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
日本で契約したスマホプランの見直しが必要な理由
海外へ留学することが決まったら、まず現状のスマホプランの見直しは必ず行いましょう。
理由は大きく分けて二つあり、1つ目は『留学中もプランの定額料金が掛かる』こと、
そして2つ目は『高額な国際料金が発生するため』です。
留学中もプランの定額料金がかかる
まず1つ目の理由ですが、基本的に国内のスマホプランは定額料金となっている場合が多く、
使用している・いない関わらず料金が発生します。
例えば1年間カナダへ留学する予定で、現在の契約が月額7,000円だとした場合、
留学中に合計84,000円の費用が余計に掛かることになります。
使用していないにも関わらずこれだけの費用がかかるのはかなり損です。
留学は何かと費用が掛かります。
少しでも無駄がないようにしたいですよね。
高額な国際料金が発生する
さらに2つ目の理由として、日本のスマホプランは基本的に国内での使用のみを想定しているため、
海外でそのままスマホを使用すると『国際料金』という別料金が発生します。
この国際料金はかなり高額で、
少しネットを使っただけで通常の何倍もの料金が発生することになります。
帰国後、およそ30万円近くの費用を請求された例も…
「知らなかった」では済まされませんので、日本で契約したスマホプランのまま海外で使用するのは絶対に避けましょう。
日本の携帯電話に対する4つの選択肢
ここからは実際に、スマホプランの見直しをしていきます。
留学中の国内携帯電話に関する選択肢は、全部で4つあります。
どの選択肢が自分に合っているかは、下記の基準を元に判断すると良いでしょう。
- 携帯番号の保管にかかる料金
- 海外で生活する期間
- 海外でも日本の携帯番号(SMS)を使用できるか
- 帰国後も使用しやすいか
それぞれにメリット・デメリットが存在します。順番に見ていきましょう。
日本の格安SIMを契約して携帯番号を維持する
さっそく結論ですが、この『日本の格安SIMを契約して携帯電話番号を維持する』方法が1番ベストです。
維持にあたって費用がかかることになりますが、最近では月額1,000円を下回るようなプランも数多くあり、
手続きも簡単にできるため、留学中の携帯番号維持にピッタリの選択肢と言えます。
また特に重要なのが、『SMS(ショートメッセージサービス)を利用できる』という点です。
SMSは携帯電話番号を宛先にしてメッセージを送受信できるサービスですが、
この機能は海外でも頻繁に使用します。
いわゆる『SMS認証』というやつですね。
日本の銀行口座やクレジットカードなどを契約している場合、
このSMSを使用して2段階認証や本人確認を取っている場合が多く、海外にいても必須のサービスです。
このあと解説する『携帯番号を解約』『番号の保管サービスを利用』の2つの選択肢は、どちらもSMSが利用できません。
「クレジットカードのアカウントにログインしたいけど、SMSが使えなくてログインできない!」となると非常に面倒なため、この点も押さえておくことをオススメします。
こんな方にオススメ!
- 費用を抑えつつ、日本の携帯電話番号を維持したい
- SMSを海外でも利用したい
- 帰国後もそのままスマホを利用したい
携帯電話番号を解約する
1番費用がかからないのは、間違いなくこの『日本の携帯電話番号を解約する』方法です。
他の3つの選択肢はいづれも番号を維持するのに費用が掛かるため、海外に滞在する期間によっては有効な手段となります。
一方で、携帯電話の番号やメールアドレスを消失することになるので、
新しい電話番号を取得したり、これまで登録していた各種情報の更新をする必要があるなど、かなり労力がいる手段です。
「留学後、そのまま海外で生活していく」「費用を少しでもかけたくない!」という方にはオススメの選択肢となるでしょう。
こんな方にオススメ!
- 日本の携帯電話番号に必要な費用は一切かけたくない
- 留学後もそのまま海外で生活していく予定である
- 帰国する予定は滅多にない
番号保管サービスを利用する
こちらは日本の大手通信会社『au』『docomo』『SoftBank』が提供しているサービスで、月額の費用を抑えたまま日本の電話番号、メールアドレスを保管することができます。
ただし注意点として、このサービスはあくまで保管のみのため、
サービス期間中は電話番号ならびにメールアドレスは使用できません。
上記で述べたSMSも利用できないということになります…
また各社の維持費は月額で約500円ほどですが、一部の格安SIMはこの値段をさらに下回る価格で利用することも可能です。
格安SIMで値段をより抑えながらサービスも利用できると考えると、番号保管サービスはあまり現実的な選択肢とは言えません。
現在の契約を継続する
4つ目の選択肢は、『現在契約しているスマホプランを継続する』方法です。
記事の冒頭にも記載したように、海外で使用するには高額な費用が掛かるため避けた方が無難ですが、
プランの解約や変更などが不要のため1番手間のかからない方法でもあります。
また短期間での留学や、ポケットWiFiを別で用意する予定の方は検討しても良いかもしれません。
こんな方にオススメ!
- 短期間の留学を予定している
- ポケットWiFiを別で用意してスマホを利用する
- 多少の出費は特に問題がない
留学中にオススメの国内格安SIM3選
上記にも記載したように、携帯番号は日本の格安SIMを契約して維持する方法がベストです。
ここからは留学中の携帯番号維持にオススメの国内格安SIMを3つ、厳選してご紹介します!
主に『利便性』『月額料金』を元に選んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。
楽天モバイル
オススメポイント
- eSIMに対応
- 初めての契約で6,000円分の楽天ポイントがもらえる(ポイント支払い可能)
- 使い方次第で、実質0円で電話番号を維持できる
- 海外でもデータ通信が毎月2GBまで無料
- 初期手数料が無料
電話番号の維持にオススメの格安SIM1つ目は、『楽天モバイル』です。
楽天モバイルは、使い方次第で留学中の電話番号の維持費を実質0円に抑えることができます。
月額料金は楽天ポイントでの支払いが可能です。初めての契約で貰える6,000ポイントに加え、
これまで貯めたポイントを組み合わせれば、月額料金を大幅に抑えられるでしょう。
これまで楽天カードを利用してきた方には特にオススメ!
さらにSMSの利用ができるのは勿論のこと、海外でのデータ通信費が毎月2GBまで無料という、圧倒的コストパフォーマンスの良さが特徴です。
初期にかかる事務手数料等は無料のため、留学時の電話番号の保持にオススメのプランです。
povo
オススメポイント
- eSIMに対応
- 1年につき440円で電話番号を維持できる
- 一時帰国の際にもトッピングを購入するだけでOK
- 初期手数料が無料
番号維持にオススメの格安SIM1つ目は『povo2.0(ポボ)』です。
povo2.0は現在(2024年3月時点)数ある格安SIMの中で、最安値で携帯番号を維持できるサービスとなります。
使いたい時にだけデータを購入する『データトッピング』というスタイルで、
基本料金は0円で維持できます。SMSの受信も可能なため、多くの留学生に人気のプランです。
一時帰国の際もそのまま利用できたりメリットが多いです。
180日に一度は必ずいづれかの有料データトッピングを購入しなければ、プランは利用停止となってしまいます。
期限が近づくとメールもしくはSMS宛に案内が届くので、忘れず購入するようにしましょう。
2024年3月現在、最安値のトッピングは330円(データ使い放題24時間)となっているので、
330円 × 2回 = 660円でおよそ1年間、電話番号を維持できることになります。
契約時にかかる事務手数料も無料のため、留学中の電話番号の保持にオススメのプランと言えるでしょう!
HISモバイル
オススメポイント
- eSIMに対応
- 月額料金が290円と低価格
- いつでも無料でプランの変更が可能
番号維持にオススメの格安SIM3つ目は『HISモバイル』です。
『povo(ポボ)』や『楽天モバイル』と比べると値段の面で見劣りしますが、それでも月額料金は290円と低価格でサービスを提供しています。
また各種の手数料は初回契約時の事務手数料のみで、解約料金等も一切かからないのも魅力の一つ。
プラン自体もいつでも無料で変更が可能なため、渡航前での利用や一時帰国を考えている方にとっては便利なプランとなるでしょう。
格安SIMに乗り換える時に注意すること
日本の電話番号の維持には、格安SIMへ乗り換えるのが1番オススメです。
格安SIMに乗り換える場合、注意するべき点が全部で4つあります。
スマホ端末がSIMフリーか確認する
留学中に使うスマホ端末が、SIMフリーかどうか確認しましょう。
お使いの端末によっては『SIMロック:他社のキャリアが使えないよう、スマホに制限を設けている機能』が掛かっており、
そのままでは他社の格安SIMどころか海外の通信SIMも使えません。
最近では元々SIMロックが解除されている端末も多くなってきていますが、事前に確認しておくことを強くお勧めします。
格安SIM等へ乗り換える前であれば、SIMロックは無料で解除可能です!
各キャリアの店頭かネットから申し込みできます。
スマホ端末がデュアルSIMに対応しているか
注意点2つ目は、お使いの端末がデュアルSIMに対応しているか確認しましょう。
デュアルSIMとは、1つのスマホ端末に2枚以上のSIMカードを登録することで、
通信キャリアや電話番号を同時に複数所持できる機能を指します。
『日本の格安SIM』と『海外の通信SIM』の2つを同じ端末で使いたい場合、このデュアルSIM機能は必須になるので、事前に確認しておきましょう。
未対応の端末の場合、「デュアルSIM対応の端末を新規購入する」もしくは「もう一つ端末を用意してスマホを2台持ちする」ことが必要です。
可能な限りeSIMで契約する
日本で格安SIMを契約する際は、可能な限りeSIMで契約することをお勧めします。
SIMカードには、直接スマホの端末へ差し込む物理SIMに加え、
データ登録が可能で物理的なカードを必要としないeSIMの2種類が存在します。
近年このeSIMがかなり普及してきていますが、海外ではまだまだ物理SIMプランが多いため、
海外の通信SIM用に物理SIMは空けておく方が安心でしょう。
海外ローミングに対応しているか
日本の電話番号の維持のために格安SIMを契約する場合、そのサービスが海外ローミングに対応しているか確認しておきましょう。
海外ローミングとは、海外にいても通話やデータ通信等のサービスを利用できる機能のことです。
この海外ローミングに対応していないと、日本の電話番号宛のSMSが海外では受け取れません。
上記に述べてきたように、SMS機能は海外にいても何かと利用することが多いため、押さえておきたいところです。
今回の記事でご紹介した、3つのオススメ格安SIMはいづれも海外ローミングに対応しています。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は留学やワーキングホリデー中の、日本の電話番号の保管方法について詳しく解説していきました。
上記にも述べてきましたが、クレジットカードや日本の銀行など、海外にいても何かと日本のサービスを利用することは多々あります。
日本の電話番号は留学の時にも残しておくことを強くお勧めします。
格安SIMを契約することで、費用を安く抑えたまま日本の電話番号を維持することが可能です。
数ある格安SIMの中でも楽天モバイルであれば、使い方次第で電話番号の維持にかかる費用を0円で抑えることができます。
海外へ渡航する日が近づいてきたら、ぜひこの記事を参考にしながら準備してみてください。
6000円分のポイントをGET!